「三角の社会」から「丸い社会」へ

地域コミュニティ

こんにちは、「いろどり訪問介護」代表の渡邉です。

2020年に起こったコロナ禍によって、大きく社会が変わりました。私も、事業所を経営する人間として、これからの社会がどのような方向に向かっていくのか注意深く見ていく必要もあり、様々な角度から今起こっている現象を見ています。

本当に多様な考え方があるのですが、その中でもとても興味深いものが「三角の社会から丸い社会へ、世界が変わろうとしている」というもの。私は占星術についてはまったく疎いのですが、なんでも、2000年間あまり続いた「うお座の時代」というものから「みずがめ座の時代」に、今まさに移行しているということらしいのですね。

「うお座の時代」というのは、一言でいうと「支配の時代」。権力やお金、地位などが大きな力を持っていた、ピラミッド型の「三角の社会」の時代。一方「みずがめ座の時代」というのは、一言でいうと「解放の時代」。組織に依存せず、一人ひとりが主体性を持って生き、全体として調和していく、ネットワーク型の「丸い社会」の時代

これが占星術的な法則(?)なのか、後付けの考え方なのかは分かりませんが、そういう方向に社会は変わろうとしているんだな、とは思います。

インターネットとそれに続く携帯・スマホの爆発的な普及、小さな起業や複業の活性化、NPO法に見られる「地域コミュニティ」の復権など、これらのここ十数年で起きている出来事は、「みずがめ座の時代」への移行をまさに反映していると言えるでしょう。

介護の世界でも、「地域包括ケアシステム」といって、団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、「住まい」「医療」「介護」「予防」「生活支援」が切れ目なく一体的に提供される体制を整えていくという動きがあります。一言でいうと「施設介護から在宅介護へ」という流れです。

これも、「みずがめ座の時代」的だな~と思います。

そんな時代だからこそ、訪問介護が求められる役割というのは、今まで以上に大きくなるだろうと思っています。それも、単に介護サービスを提供するだけの事業所ではなく、「地域コミュニティとの関わり」が大切になってくる。

「いろどり訪問介護」は、介護という事業を軸にしながらも、地域の人々やお店などともネットワークを広げて「丸い社会」を築いていく、そんな事業もしていきたいと思っています。

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